大分間をあけてしまいました。
理由としては、リーマンの仕事が忙しかったことと、田舎住まいで兼業農家(と言っても今までは親がやっていましたが)のワタクシ、急にファーム(農家組合)の理事に祭り立てられてしまったという事で・・・(汗)週末もなんやかんや作業が入るという・・・
1万円/月の手当てでは割が合わないなーと思います。
さて、余談が過ぎましたが、今日は鍋、やかんに続く収集物、カトラリーについて。
カトラリーとは食卓用のナイフ、フォーク、スプーンなどの総称です。
カトラリーって普通、あまり吟味しないと思いませんか。
貰い物のセットを使ったり、デザインだけで選んだり、100円ショップのもので済ませたり・・・
でもね、カトラリーって、食べ物の味そのものを左右しかねない大切なものなのです。
大きく分けて、カトラリーには3つの素材カテゴリーがあります。
・ステンレス製
・洋白銀製(銀メッキ製)
・スターリングシルバー製(92.5%もしくは95%の銀製)
高級ホテルなどでは洋白銀や、スターリングシルバーのカトラリーを使っているところもありますが、メンテナンス性等を考慮すると、一般的ではないですね。
私はアイスクリーム用のスプーンはスターリングシルバー製、会社の昼食で食べるサラダ用のマイフォークは洋白銀製を使っていますが、家庭ではステンレス製です。
一般家庭用にはステンレス製で十分だし、使い勝手が一番良いと思います。
で、ここから・・・
ステンレス製と言っても、実は素材的にはピンキリなんです。
いかに主なものをざっと・・・
18-0ステンレス
18-8ステンレス
18-10ステンレス
18-12ステンレス
18-18ステンレス
20-20ステンレス
これらは、最初の数字がクロム含有量、次の数字がニッケル含有量となります。残りはほぼ鉄ですね。
クロム、ニッケルの含有量が違うと何が違うのよ?なのですが、これはずばり、耐久性と味への影響です。
鉄って例えば、くぎなどを舐めるとすごく鉄臭いですよね。食事の際にカトラリーが鉄臭いと食事の味が台無しに・・・
100円ショップの18-0ステンレスだと、多くの人がこの”金気(鉄臭)”を感じます。
18-8、18-10ステンレスあたりになるとこの金気はかなり軽減され、鋭敏な人が気づくかな?位です。18-12ステンレスになると、鋭敏なプロの人が感じるかなレベル・・・18-18や20-20になると、まず金気を感じることはありません。
銀は素材が”銀”だけに、そういう雑味を全く感じないので、銀器が理想のカトラリーとは言われていますが、メンテと価格の面では一般的ではないのでねぇ・・・
これらの価格帯について、ざっくり触れると、
18-0ステンレス・・・100円ショップ素材 本数買いそろえると、全然お得じゃないので
こんなの買う人は敢えて言いますが頭悪いです。
18-8,18-10ステンレス・・・一般的に”カトラリーセット”としてヤフオク、メルカリ、
ネットショップなどで買えば20~30本入りが2,000~5,000円
位で手に入ります。一番コスパ良いかもですね。
18-12ステンレス・・・一般的にカトラリーセットとして5,000~10,000円位になるかと・・・
ただ、最近は素材高で18-12ステンレスのカトラリーを作っている
ところはかなり減っています。高級品と言って間違いないでしょう
18-18,18-20ステンレス・・・最高級品です。セットで20,000~30,000円になります。
有名なのがAZUMAのインペリアルシリーズ
ほぼ値引き販売されていません。
箱なんか必要ないって方はSAKSのエメロードシリーズを
安い店で単品買いがお勧めです。2万円程度で揃います。
カトラリーって、基本、一度買うと、ほぼ一生モノですよね。紛失したりしない限り、まず買いかえってしないと思いませんか。しかも、家族全員が頻繁に使うものなので、良いものを買った方が幸せだと思うのですよ。
まぁ、AZUMAのインペリアルだけで5セット以上集めている基地外が言う事でもないかも知れませんが(苦笑)
そういう私の一番のお勧めは、実はSAKSのSuper700シリーズです。
こちら、素材としては18-14-3ステンレスとなり、最後の3はモリブデンです。
モリブデンを添加することによって、表面強度が格段に上がっており、線傷が付きにくい=耐久性が高いです。こちら、セットで買うと18-18や20-20より更に高いですが、
こちらもネット等で安い店を見つけて単品買いすれば、セット相当を3万円以下で揃えられます。
良いカトラリーで豊かな食生活を♪
(写真は私の手持ちで最高級のスターリングシルバーカトラリーセットです^^;)